グループIと私の付き合いは、早いもので、この12月で丸4年になります。4年前、私は近所のAさんとの関係でとても悩んでいました。Aさんとはお互いの第1子が生まれる前に、共通の知り合いから紹介され、趣味も同じだったため、すぐに仲良しになりました。
新しい素適な友達が出来たと、本当に嬉しかったことを覚えています。けれども、2年ほど付き合ううちに、お互いの価値観が違うことが次第にはっきりしてきました。今、思えば、気付いた時に、上手に距離をとっていけば良かったのです。でもその当時の私には、自分の気持ちだけで、付き合い方を変えてはいけないという思い込みがあったため、無理をしながら表面上は今まで通りAさんと付き合っていました。Aさんはどうして私の気持ちを分かってくれないのだろうと思いながら・・・。

 そして、ある日、Aさんのささいな一言に対し、私は自分でも驚くほど怒ってしまい、Aさんに今までも不満をぶつけてしまったのです。もちろん、その後私は大変後悔し、Aさんに謝りました。Aさんもとてもショックを受けていましたが、許してくれました。が、やはり今まで通りとは行かず、ぎごちない付き合い方になってしまいました。それでも近所なので、どうしても顔を合わすことになります。毎日、つらい気持ちで過ごしましたが、このことを周りの友達には言えませんでした。近所ゆえ、ほとんどがAさんと共通の友達だったからです。でも、遠くの友達に電話で話しても、両親に相談しても、私の置かれている状況は本当には分かってもらえない気がしていました。
 そんな時、グループI のことを知り、色々なワークを通して自分のことを今までより客観的に見ることができるようになりました。また、自分の悩みも特別なものではないこと、もっと自分の気持ちに正直に生きても良いんだということを知りました。今では、Aさんとのことがあったから、グループIを知ることが出来、素適な仲間に出会え、自分も成長することが出来たと思っています。

 その後、私の引越しのためAさんとは距離が出来ていたのですが、昨年から趣味のサークルでAさんとまた顔を合わすようになりました。以前と変わらぬAさんの勉強熱心さには心から感心します。今の2人の関係は会って間もない頃のようです。
 思えば、Aさんに対し私が不満をためていった時期は私が小さい子供の世話で大変だった時期です。それはAさんの方も同じで、毎日大変忙しく、余裕もあまりなかったのは当然だったかもしれません。グループ Iの良さは、しんどい時は助けてもらえ、余裕があるときも心の保険に入っているような安心感をもらえるところではないかと思います。
 今はSさんの銀細工講座や、小学校の手話サークル等、毎日がとても楽しいのですが、グループIとは末永く付き合わせていただきたいなと思ってます。(K